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2019-12 心のビタミン

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ビジネスマンの年賀状マナー!


気が付けばもう年末!一年は本当に早いものですね・・・
年越し準備のひとつに「年賀状」がありますね。皆さん、準備されましたか?   

いつも時間に追われるように出してしまう、なんて人もいらっしゃるのでは?
今年お世話になった方々へ、感謝の気持ちを伝える大切な仕事の1つです。

そこで、今回は、ビジネスにおける「年賀状の書き方、出し方」について、気を付けたいマナーも含めてご紹介したいと思います。
本来、年賀状は「旧年中お世話になったことへのお礼」と「新年もよろしくお願いします」との挨拶を兼ねたものです。
ビジネスの上で年賀状のやりとりは新年の売り上げに反映されるかもしれません…。
取引先に出す際は、正しいマナーで作成しましょう。
     
     

お得意様、取引先には『個人名』で年賀状を出す?


◆会社で一括に出す場合・・・個人で年賀状を出す必要はありません。
※会社に自分の個人名で年賀状が届いていた場合や個人名で出しても差し支えないようなお付き合いであれば個人名でも構いません。
※「子供の写真入り賀状」はNG!ビジネスとプライベートは区別するのが無難です。
     

上司や先輩には年賀状を出す?

     
◆迷う場合は同じ部署の先輩に「社内で年賀状は出し合っているか?」尋ねてみましょう。社内規定で禁止している会社もあるそうです。社内の慣習に習いましょう。
※出してもいい場合、上司は普段お付き合いがある範囲内
※同僚や親しい先輩にならばプライベート用の年賀状を出しても構いません。
★近頃ちょっと話題の「子どもの写真入り年賀状」ですが、先方が独身だったり、子供いない家庭ならば控えてもいいかもしれません。
     

ビジネス向け年賀状の書き方~宛名編

     
年賀状の宛名の書き方
ビジネスでの年賀状となると、宛名部分の「住所」「会社名」「役職」の表記に戸惑う声が多いようです。
ルールを見ていきましょう。
1. ビジネスの年賀状では、宛名は縦書きにするのが通常。あまり堅苦しくないイメージを打ち出したいのなら、横書きでもOK
2. 書く順番は、縦書きは右端から左に、【住所→会社名→部署名→役職→名前】
横書きは上から下へと同様の順に。
3. 縦書きの場合、住所の数字部分は「漢数字」で表記。「11」は「十一」「21」は「二十一」。
横書きは算用数字。
4. 「株式会社」は「(株)」などと省略しない。住所のビル名や階数もきちんと表記する。

     
     

「会社名」と「役職」の書き方

     
・中心部分に名前
※縦書きは名前の右側に「会社名」「部署名」「役職名」と、行を変えて表記。
※会社名「株式会社 ○○○○」は大きめに。
※行を変えて一文字下げて「部署名」を気持ち小さ目に。
※名前の上部分に役職名を書きます。
※「4文字までの役職名」なら続けて「本部長 ○○ ○○様」でOK。
※役職名が「ゼネラルマネージャー」などと長い場合は、【会社名→部署名→役職】と3行にわたって
名前の右側に表記

NG!! よくある間違いが、名前の下に「○○ ○○部長様」
名前に役職を付けるのは誤り

ビジネス向け年賀状の書き方~表面の文例編

     
年賀状の裏面に書く文章は大きく4つのパーツに分けられます。
・賀詞(がし)※祝いの言葉
・旧年中のお礼
・近況報告と抱負
・しめの言葉

賀詞の文例・・・

     
祝いのことば、祝詞。
友人や親しい間柄には「賀正」や「迎春」など
上司や仕事関係の目上の方には2文字の賀詞は使いません。
■ 漢字1文字
・寿 :めでたい
・福 :幸せ
・賀 :喜び祝う                             
■ 漢字2文字
・賀正 :正月を祝う
・慶春 :新年をよろこぶ
・賀春 :新年を祝う
・寿春 :新年を祝う
・頌春 :新年をたたえる
・初春 :新しい年、年の初め
・迎春 :新年を迎える
・新春 :新しい年
1~2文字の賀詞は、目上の方へは敬意に欠けるため、4文字以上か文章で送りましょう。
■ 漢字4文字
・謹賀新年 :謹んで新年をお祝い申し上げます
・恭賀新年 :うやうやしく新年をお祝い申し上げます
■ 文章
・あけましておめでとうございます
・新年おめでとうございます
・謹んで新春のお慶びを申し上げます

旧年中のお礼
賀詞の次は、旧年中にお世話になったお礼。
※この時「去年は」と「去」の字は忌み言葉と言って新年にはふさわしくありません。
「旧年」や「昨年」と改めます。

【文例】  旧年中は格別のご愛顧を賜わり厚く御礼申し上げます
旧年中はひとかたならぬご高配にあずかりまして誠にありがとうございました

近況報告と抱負
感謝の気持ちに次いで、自らの近況報告と新年への抱負。
いつも社内でお付き合いしている上司だとしても、自分なりの新年への目標を記して出してみましょう。
新たなビジネスチャンスにつながるかもしれません。
【文例】  ①おかげ様で公私ともに順調に過ごしております
新年は良き報告をお伝えできますように努力してまいります
②旧年中は○○様とお仕事させていただき、いろいろと学ばせていただきました
新年は益々お役にたてますよう務めてまいる所存です

しめの言葉
文末にお相手の健康や繁栄を願う気持ち。
【文例】  皆さまのご多幸とますますのご繁栄をお祈り申し上げます
貴社ますますのご発展と社員皆様のご活躍を祈念いたします

会社の年賀状デザインのルール
メールやSNSで新年の挨拶をする人も多くなり、表記マナーにこだわらない年賀状が多くなってきましたね。
それでもビジネスの上での年賀状では気を付けておきたいマナーがあります!


・年賀状のデザインは華美にし過ぎない
・ついでの用件を書かない
手書きで「年明けに~があります、よろしく」などと用件を書いてしまう方もおられますが、年賀状についでの用事を書くことは失礼にあたります。
・句読点や文末に丸は表記しない
古くから年賀状や暑中見舞いなどの挨拶状には、句読点や丸をつけて区切りを設けない、とされて
きました。※目上の方に差し出す際には気を付けておきたいマナーです。

× 昨年中は、大変お世話になりありがとうございました。
○ 昨年中は 大変お世話になり ありがとうございました。

     
・薄墨を使わない
年賀状は毛筆で書く、というこだわりを持った方も少なくありません。
使用する毛筆や筆ペンは色の濃い黒墨を使用しましょう。
薄墨は葬儀を連想させてしまい、慶事の挨拶状にはふさわしくありません。
ペンでも同様に黒や紺をチョイスしましょう。

・忌み言葉を避ける
新しい年を迎えられた慶びの挨拶状に忌み言葉は適しません。
【忌み言葉】
去年、終わる、衰える、切れる、落ちる、離れる、病む、消える、枯れる、苦しむ、壊れる、崩れる、倒れる、失う、滅びる など
※去年の「去」は、去る、離れるという意味があり、縁起がよくないので使わないように。
去年×→「昨年」「旧年」を使いましょう。

・重複表現を控える
まちがえやすいのが賀詞を重複して使ってしまうこと。
例えば「一月一日 元旦」。「元旦」は元日の朝のことを指すので、「一月一日」とほぼ同じ意味です。使う場合は「一月一日」か「元旦」のどちらかで。ちなみに「旦」は地平から太陽が出る様子を表わした漢字といわれています。
また、「新年あけましておめでとうございます」は「新年」と「あけまして」の意味が重複しているので、「新年おめでとうございます」が正しい使い方です。

・年賀状はいつまで出すべき?
年賀状は、12月25日までに投函すると元日に届くといわれています。
松の内(一般的には1月7日まで)以降は寒中見舞いとなるため、遅くても松の内まで、理想は元日、できれば三が日のうちには届くよう準備しましょう。
また、通常はがきを使う場合は、「年賀」と朱書きを入れず投函すると、年内に配達されてしまうのでご注意を。
配達前であれば、誤って投函した年賀状を取り戻すこともできます。詳しくは、直接年賀状を出した
郵便局窓口まで。
【文例】 早々に賀状を頂戴しありがとうございました
新年のご挨拶が遅れましたこと お詫び申し上げます
このたびは年賀状が遅れましたこと 心よりお詫び申し上げます

書き損じ
書きまちがえた場合、修正ペンを使ったり、二重線を引いたりするのはマナー違反。
新しい年賀状に書きなおしましょう。
書き損じはがきは、郵便局へ。所定の手数料を支払えば、切手や郵便はがき等に交換してくれます。
なお、切手部分が破損していたり、宛名不明で戻ってきたはがきは交換できません。

正しいマナーで、感謝の気持ちを伝えて年越ししましょう。

お気軽にお問合せください。 TEL TEL / FAX 099-203-0259 10:00~17:00

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