好きな人、嫌いな人は「脳の機能」が決めている
労働者の6~8割が、職場で何らかのストレスを抱えていると、厚生労働省の調査で
明らかになっています。中でも、職場の人間関係に悩む方が多いとか・・・
私の相談室にも、人間関係で悩む方が多く来られます。
例えば
・ トラブルがあったわけじゃないけど、初対面から上司が嫌いなんです
・ 同僚となんとなく気が合わない気がするんです・・・
・ あの人の行動を見ていると、腹が立つんです
今回は、職場の人間関係構築に役立つ心理テストをご紹介します
自分の天敵が分かる心理テスト
○鳥の噂話
動物の言葉がわかる魔法の頭巾を手に入れたあなた。使ってみると、鳥があなたについて噂しているのを
聞きました。その内容とは?以下の1~4の中よりお選びください。
1 好ましい人だ
2 頼りになる人だ
3 楽しい人だ
4 優しい人だ
自分の天敵が分かる
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鳥たちの噂話はあなたが大切にしている価値観を表わすので、それに反することをしている人が苦手な相手、つまり「天敵」をあらわします。
自分の天敵がわかったら、思いきって自分から近づいてみましょう。
「苦手なタイプ」というのは、単なるコミュニケーション不足のことも多いので、接点さえ持てば「こういう人だったのか」と理解でき、苦手意識がなくなる可能性も高まります。
会議で隣の席に座ったり、共同作業を提案すれば、会話の機会も増えます。
一緒に飲みに行けば、「職場だと取つきにくいが、オフだと話しやすいな」と思うかもしれませんね。
自分から相手の懐に飛び込むのが関係改善の近道だとも言われます。
(無理をしないでくださいませ。かえってストレスがかかる場合もあります)
人の好き嫌いという感情は、
嫌な言動をされたから嫌い。自分にとって心地よい存在だから好き。
それだけで決まるのではないそうです。実は、好き嫌いは、「脳の機能」が決めているという
脳科学者の研究があります。
ほぼすべての動物は、「味方」か「敵」かを、自分と「同じ」か「異なる」かで、判別しているといいます。敵ならば、すぐに逃げるか?戦うか?しなければ、自分の生死に関わってきますから、瞬時に無意識で判別が行われるらしいのです。
私たち人間も動物。こうした脳の機能はしっかり働いています。
過去の経験の中で学んだ「敵」か「味方」かの情報と照らし合わせ、目の前の相手が自分と同じか違うかを判別しているそうです。
例えば、■子どものころ学校の先生にひどく怒られて、先生が嫌いになった経験がある。
その経験が、記憶され、
→ その先生と声が似ている上司に先生が重なり、苦手意識を持ってしまう。
■自分のことを否定した上司を嫌いになった。
その経験が、記憶され、
→ その上司に味方する先輩のことも、上司と同類だと思い嫌いになった。
■自分は犬が好き。
その経験が、記憶され、
→ 犬が好きな人はみんないい人だと思う。
好き嫌いの物差しは、これまでの経験に大きく影響されてつくられる勝手な物差しですよね・・
思えば、私も教員時代、先輩教員に対して勝手に苦手意識を持っていました。
それは、小学生の時、鉄棒の苦手な私に居残りで逆上がりを命じていた先生に、その先輩教師は似ていたからかもしれません。勝手な物差しで、判断していたのですね。
このような見方をすれば、今目の前にいる少し苦手な人への感情も変わってくるかもしれませんね。
皆様の職場環境が、快適なものになるよう、サポートして参ります。
ご相談があれば、気軽にお越しください。