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2022-01-心のビタミン

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 シニア産業カウンセラーの藤井です。
新しい年を迎え、心新たに動き出す一月。   
仕事始めを迎え、皆様ますますご精励のことと拝察いたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
全国新型コロナウィルス感染者が3カ月ぶりに6000人を超えたという
ニュースが入ってきました。
コロナ感染の不安やストレスは、いつになったら収まるのでしょう。
やみくもに心配するよりこれまで同様、マスクの着用・こまめな手洗い・
消毒の徹底・定期的な換気等の基本的な感染防止対策の徹底をしつつ
日常生活を送ることが大切ですね。 皆様、お体大切にお過ごしください。

新しい年を迎え、心機一転頑張ろうとされている方も多いと思います。
年度末に向けて多忙を極めてくるこの時期、職場の仲間と協働して円滑に業務に励みたいものですね。
しかし、職場のストレスで多くあげられるのが人間関係です。

     
今回は、その人間関係を壊してしまう「噂話」についてお話いたします。
     
噂話ばかりの職場は要注意! 気をつけた方が良い理由と対処法

  ・うちの職場って、噂話ばっかりだなあ。聞いていて疲れる。
  ・なんでうちの職場はこんなに噂話をする人が多いのだろう?

 そんなことを思ったことはありませんか?職場での噂話って、聞いていて本当に疲れますよね。
私も過去に噂話の多い職場にいたことがあり、毎日のように繰り返される噂話にうんざりしていました。

     
そこで今回は、噂話ばかりの職場の特徴と気をつけた方が良い理由、そして対処法を解説します。
結論を先にお伝えします!! 噂話ばかりの職場はマイナスなことばかりです。
     
噂話ばかりの職場は要注意
職場で噂話をする人が増え始めたら、その職場は要注意です。会社の状態が良くないことを疑いましょう。
噂話が多い理由
①職員の意識が職場の内側に向いている
社内の噂話に花が咲くということは、職員の意識が職場の内側に向いている証拠。
健全な職場なら、職員の意識は外側を向いているはず。

 本来考えるべき行政サービスに対する意識が弱まっていて、内部に意識が向いているのは良くない状態を表しています。
②職員が仕事を楽しめていない(働き甲斐を見失っている)
目下の関心事が、業務に関することでなく周囲の人間の個人的な生活になっています。
業務の意義を理解し、日々業務遂行に邁進しているときは、お互いの目標が共通しており協働の意識が高まっているため、お互いを尊重し認め合うことができます。その結果、人の悪口や噂話はなくなります。

     
職場で噂話をする人の心理

  ①コミュニケーションを取りたい
  ②優位性を保ちたい
  ③自己肯定感が低い(人をうらやむ)

①コミュニケーションを取りたい
純粋にコミュニケーションの一環として、噂話を好んでする人もいます。
何を話したら良いかわからずに、会話のきっかけに噂話を利用するパターンです。
※悪気はないですが、ペラペラと人の情報を喋るタイプなので、信頼するには危険なタイプです。
     
②優位性を保ちたい
噂話を積極的にする人は、周囲に対してマウントを取りたい(優位な立場になりたい)傾向があります。
※誰かの悪口を言うことで自分を優位に見せたり、何でも知っているということで情報をたくさん持っている
ことをアピールするケースです。

     
③自己肯定感が低い(人をうらやむ)
本人に自覚がなくても、噂の対象にしている人のことを羨ましいと思っていることがあります。
人は羨ましいと感じると、批判的になるものです。
※技術やスキルを持っている人、容姿や年齢が自分とは違う人、優秀な人をターゲットにする傾向があります。
     
④自己防衛
不安や恐れを感じた時、人間は防衛します
噂話を聞いた時、「自分が噂の対象になったらどうしよう」「私も誰かから悪口を言われていそうで怖い」
「私は人から嫌われて仲間外れになりたくない」
こういった不安感や恐怖心から、他者をスケープゴートにしようとします。
自分を守るために、他人の良くない噂を発信します。
※他人の噂を広めることで、自分は噂されない安全な世界を作ろうとするのです人が、悪い噂を広めます
     
⑤欲求不満解消
仕事やプライベートのうっぷん晴らし
     
噂話は人の心を病ませてしまう力がある
噂話ばかりの職場だと、自分も対象になるのではないかと心配になりますよね。
また、噂話の対象者になった場合、その噂話を否定し真実をわかってほしくてもどうしてよいのかわからず、
心配や不安で心が折れてしまうこともあるでしょう。心理的な安全が保障されない場所で、一日の大半を過ごすことは苦痛以外の何物でもありません。次第に職場に行く気力を失い、自分自身の存在価値を見出すことができなくなり、メンタル不調に陥るケースもあります。

     
悪い噂を流された時の対処法
信頼できる人から、自分の噂を訂正していく
こちらに落ち度がなくても、噂は勝手に広まってしまう可能性があります。
噂好きな人に、噂をするのをやめさせるのは難しいです。
そんな時にできる一番効果的な対処法は、
周囲に事実を伝えることです。
まず、信用できる友達や、職場で人格者だと思われる人から、本当のことを伝えていきます。
時間はかかるでしょうが、次第に事実を信じてくれる人が増えていきます。
当たり前のことのようですが、これこそが既に流されてしまった嫌な噂の消し方となるのです。

     
根も葉もない噂を消す方法
★周囲の人に事実を伝える時に注意しておくべきポイント → 噂を流した相手を責めない
あなたのことを噂する人達を責めるような言い方をしないことです。
噂を流した人に、あなたが怒りを感じるのはもっともです。しかし攻撃的な態度で話をされても、聞いている方は共感できないのです。怒っているあなたが、まるで加害者のように感じることさえあります。
根も葉もない噂を消したいなら、冷静になりましょう。客観的な事実と、自分の辛さや悲しさを伝えるのです。
自分の本音を話すことは、人に弱みを見せるようで、勇気のいる行為だけれど、真実をちゃんとわかってくれる人はいます。

     

皆さんの職場はいかがでしょうか?
噂話によって、職場不適応(出勤できなくなる)になり、メンタル不調を引き起こし休職、退職になる職員が出る
事案が多くなっています。
ほんの軽い気持ちで言った一言、深く考えずに言った一言が誰かの人生を狂わせることがあります。
また、休職や退職で欠員者が出ると一人一人の業務が増え、それによってストレスが増加し、次のメンタル不調者出る可能性が高まります。価値観の違う仲間が集う職場では、お互いを尊重し認め合う姿勢こそが大切になります。

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