メンタルサポートをしておりますシニア産業カウンセラーの藤井です。
ゴールデンウィークが終わり仕切り直しのスタート、皆さん体調はいかがでしょうか?
休み中も残務や日頃できないプライベートの用事をすませるなどで十分休めなかった方も
多いのではないでしょうか。
ゴールデンウィーク明けは、環境変化に慣れてきたことで心身の連れを
感じやすくなります。
ストレスは、早期発見早期対応がポイントです。
今回は、ストレスコントロールについてお話ししたいと思います。
ストレス対処のポイントは、逃げるのではなく、うまく向き合っていくこと。
変えられるものに目を向けて、あなたのストレスをセルフコントロールして
いきましょう。
多くの場合、仕事のストレスの原因を減らすことは難しいですね。
そんなときはストレスの原因に働きかけるのではなく、“サポート”の力に注目してみてください。
気軽に相談できる人がいますか?
問題に直面したときに、声をかけてくれたり、励ましてくれたり、
有益な情報をくれたり、あるいは解決のヒントをくれるような人が
身近にいると、気持ちがとても楽になります。
日頃から周りの人との関係を大切にし、良好なコミュニケーションを
保ちたいですよね。
“サポート”は大きくわけて2種類です
相談できることも仕事の重要なスキル 仕事上のストレスが生じたときは、まずは上司、同僚、部下などの
職場の身近な人に“機能的なサポート”が借りられないかを
考えてみましょう。
誰にも相談せず、1人で仕事や悩みを抱え込んでいる人が意外と
少なくありません。必要なときにサポートを頼めることも、仕事をする
ために欠かせない能力の1つですよ。
心のつながりを大切にしましょう
家族や友人などの温かいサポートは、ストレスを和らげます。
また、実際のサポートの有無もさることながら、支えてくれる人がいる、存在を認めてくれているという安心感だけでも、十分にサポートになるものです。
また、職場や家庭で問題が起こったときには、仕事などの利害関係のない交友関係が助けになります。
しばらく会っていなかった学生時代の友人に連絡をとってみる、趣味のサークルや教室、地域活動に参加するなど、人との交流をもっと広げ、深めていくのもよいですね。
じっと待つことも、ストレスのかわし方の1つです
人事異動・転勤・引越し・結婚など、出来事(変化)に適応しようとする過程にはストレスが生じやすくなります。
これらの共通点は、これまでの役割が変化し、いままで蓄積してきたスキルや経験が通用しない事態に一時的に陥ってしまうこと。戸惑いや不安の気持ちが伴い、つい早くどうにかしようと無理をしがちです。
そんな時、どうか焦らずどっしりと構えてください。「時が解決してくれることを待つ」ということも、実はとても大事なことです。これまで慣れ親しんできた役割を離れ、新たな役割を受け入れるには時間が必要です。
たとえ現状に不満でもジタバタせず、こつこつと足もとを固めながらじっと待っていると、おのずと次の展望が開けることもままありますよ。
変えられるものに目を向ける
悩みやストレスは、過去や他人に関することが多いものです。
しかし、いくら「あのとき、ああすればよかった」と思っても、過去はどうやっても変えることはできませんよね。
メンタルヘルスには「他人と過去は変えられない」という考え方があります。
ストレスとの付き合い方のポイントは、「これからと自分自身」に目を向け、変えやすいものに注目していくこと
です。不安や悩みごとは一人で抱えず、ご相談ください。