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2021-04-心のビタミン

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新年度がスタートしましたね。
環境が大きく変化して緊張の中でお仕事をされている方も多いのではないでしょうか?
異動した本人、新メンバーを迎い入れた皆さん、職位が変化して責任が大きく
なった方、それぞれの立場で変化に順応しようと頑張っておられると思います。
環境変化は心身にストレスをもたらします。
日々の生活の中で、疲れを感じたら早めのケアが肝心です。
忙しい今だからこそ、うまく気分転換してくださいね。
4月に人事異動となった方々は、特に6~8月の心身の疲れに注意ですよ。
特に業務の内容が大きく変わる異動のケースでは、メンタルヘルス不調をきたすことも少なくありません。
体調チェックのポイントは、やはり「よく眠れるかどうか」です。
ぐっすり眠れること=心身の健康です。
     
~あなたの心、元気ですか?~
働く人が心を健康に保つには、セルフケアが欠かせません。
ポイントは、心の疲れに対する早期の「気づき」と「セルフコントロール」です。
日頃から自分の心の状態に耳を澄ませ、もし「いつもと違う自分(心が疲れている状態)」に気づいたときには、
早めに対処をしましょう。
今年度のメンタル通信は、心の健康を維持させるための「気づき」と「セルフコントロール」を軸としたセルフケア法をご案内したいと思います。ぜひ、心の健康づくりにお役立てください。

     
今回は、変化の時期に注意したいポイントについてお話ししようと思います。
     
心の疲れはどこにあらわれる? いつもと違う自分に気づく

働く人の主なストレスの原因   生活上の“変化”にご用心
人事異動をきっかけに
昇進、転勤、部署(職種)の変更など、人事異動に伴う環境の変化は、
大きなストレス源です。                              
たとえば、異動後の数か月以内に職場不適応に陥り、うつの状態に至る
「昇進うつ病」「転勤うつ病」や、単身赴任をきっかけにした「単身赴任うつ病」など。
また、異動後に心身症になり、不眠や頭痛、腹痛などを訴えるケースなどもしばしば見られます。
※公務員の業務上異動は避けて通ることができません。
環境変化への適応についてアドバイスいたします。ぜひ、相談窓口をご利用ください

喪失体験によって 
死別、離婚、失恋、子どもの結婚など、大切な人やものを失ったショックは
ストレスのもとになります。家族同様にかわいがっていたペットの死をきっかけとした   
「ペットロス症候群」や、子どもの自立に伴う「空の巣症候群」、定年退職という仕事や
社会的地位の喪失体験が招く「退職うつ病」などが代表的です。
     
病気やけがが原因で
病気やけがを苦にして心がふさぎ、メンタルヘルスに変調をきたすケース、
脳腫瘍(しゅよう)や肝炎など身体の病気そのものが発症の原因となるケース
(身体因性うつ病)などがあります。
     
その他の人生イベント
家を新築する、栄転で引越しする、結婚するなど、祝福すべき出来事もストレス源
になります。また、妊娠や出産は、女性にとって心身の負担になるばかりでなく、
女性ホルモンが不安定になる時期でもあることからうつ病を招きやすいといわれています。

※心に大きく変化が生じた場合、一人で抱えずご相談ください。お待ちしています。
     
ストレスを受けるとどうなる?
ストレスによって、私たちの心身にはさまざまな反応が起こります。これが「ストレス反応」です。
ストレス反応のあらわれかたは人それぞれですが、主に「身体」「心理」「行動」の3つの側面にあらわれ、
人によってあらわれやすいパターンがあります。
自分自身のあらわれかたを把握していると、心のSOSとして受け止めることができます。

あなたはどの部分に反応が出やすいですか?

     
あなたはストレスに強い?弱い?
ストレスを受けやすいタイプとは?
次に挙げるのは、一般的に言われている「ストレスを受けやすい性格・気質」です。性格は容易に変えられるものではありませんが、自分がストレスを抱えやすいタイプかどうかを知り、ストレスに対する心構えがあれば、早めに心の疲れを自覚し、対処することができます。
まじめ・几帳面タイプ
自分が思ったとおりにいかないと納得できないタイプ。責任感が強く、努力家だが、
物事がうまくいかないと不安になり、ひどく落ち込んだり、不眠になったりする。
がんこ・厳格タイプ
自分に厳しいだけでなく、他人に対しても厳しいために、他人の失敗が許せず、
怒りを爆発させやすい。この怒りがストレスのもとになり、心が疲れやすい。
内向的・消極的タイプ
嫌なことを「ノー」と言えないタイプ。自己嫌悪に陥りやすく、ストレスがたまると
身体の症状となってあらわれやすい。
取り越し苦労タイプ          
「うまくいくかな」「これで本当に大丈夫かな」など、取り越し苦労が多いタイプ。
いつもなにかが気になって不安で仕方ないという状態で、心が休まるときがない。
     
ストレスを生みやすい考え方
ストレスを感じやすい人には、特徴的な物事のとらえ方、考え方があるといわれ、うつ病などメンタルヘルス不調に陥りやすいといわれています。そうした考え方はいわば“心のクセ”のようなもの。クセであることに気づいていれば「いつもの自分の悪いクセが出ているな」と、気持ちに余裕を持つことができます。 
     
・ 全か無か
物事を極端に「0か1」「白か黒か」に分けて考える。「失敗すれば終わりだ」
・ 一般化のしすぎ
なにか1つよくないことがあると、全てだめだと思ってしまう。「いつもそうだ」「絶対にそうならない」
・ 心にフィルターをかけてしまう
1つのことだけにこだわり、全体を悪く見る。あばたもえくぼの逆。
・ マイナス思考
心配性で、すぐに悪いほうへと思い込んでしまう。「うまくいくなんて、なにかおかしい」
・ 結論の飛躍
根拠に乏しいわずかな兆候を悪く捉えて結論を出してしまう。「あの人はやっぱり私のことが嫌いなんだ」
・ 拡大解釈と過小評価
自分の悪い点は大げさに考え、よい点は過小評価する。自分の欠点ばかりが気になり、長所はどうでもよいと
考えてしまうなど。
・ 感情的決めつけ
事実かどうかにかかわらず、自分が感じていることをそのまま真実であるかのように受け止めてしまう。
・ すべき思考
どんなことも「~すべき」「~すべきでない」と考える。
・ レッテル貼り
「一般化のしすぎ」が極端になったもの。小さなミスで自分は落伍者だとレッテルを貼る。
・ 自己関連付け
何かよくないことが起こるとなんでも自分の責任のように思ってしまう。
     
     
過度のストレスが続いたらどうなる?
けれども、ストレスは、過度に長引くと心身に悪影響を及ぼします。ストレスを受けた心身は、いったんショックを受け、身体は防衛状態をとりますしかし、まもなく抵抗力を高めてその状態に適応しようとします。
ところが、長引いてくると次第に抵抗力を失い、やがて疲憊(ひはい)してしまうのです。

がんばりすぎ、無理を重ねるのは禁物です。早めの対処を心がけましょう   
     

お気軽にお問合せください。 TEL TEL / FAX 099-203-0259 10:00~17:00

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