3月のアロマテラピー ~アロマテラピーで新しい生活を前にしてできること~
桜のつぼみを数える頃、3月は春が来るのが待ち遠しくもあり、生活に変化の多いときでもありますね。
新しい生活の準備が街のあちこちで繰り広げられます。
いつもと違った生活の中で経験する心地よいストレス、心地よさを超えてしまうストレスに苛まれるこの季節は、免疫力や自律神経系のバランスや内分泌系のバランスなどの身体全体のバランスを崩しやすくなります。
春の代表的なお悩み、花粉症も免疫力のバランスの乱れが原因ですよね。
そこで、今回はアロマテラピーでできる免疫力の強化対策!をテーマに記事を書いてみたいと思います。
アロマテラピーで使用される良質で天然そのままの植物の香りのもとである精油(エッセンシャルオイル)は、どれも免疫力強化のツールとして働いてくれます。
では、どんな精油をどのように使うと、より効果的でしょうか?
ポイントは2つ
① 好きな香りをみつけること ② 正しい使い方を知ること
花粉症の不調には、 鼻やのどの炎症に効果的な、ユーカリやペパーミント、ローズマリーやティートゥリー などを使用します。これは、これらの精油に、鼻やのどの炎症に効果的な成分が 期待されるのですが、花粉症の方に嗅いでいただくと、「鼻詰まりが取れ、 快適!!」と絶賛されます。 |
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アロマを使った花粉や風邪の対策
それでは、アロマを使った花粉対策を具体的に紹介します。
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花粉で鼻がむずむずするときにおすすめなのが、 マグカップを使った吸入法。 マグカップにお湯を入れたら、ユーカリやペパーミントの精油を1滴垂らすだけで準備OKです。湯気と一緒に広がる精油の香りを、鼻から吸い込みましょう。 |
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花粉シーズンの外出時にぜひ持っていきたいのが アロママスク。 アロママスクは、スプレータイプのアロマをマスクの外側に吹きかけるだけで完成します。 さらに、マスク特有の嫌な臭いも緩和することができます。スプレータイプのアロマは、消臭剤や部屋の芳香剤としても活用できるので便利です。 |
花粉症対策や風邪予防にぴったりの香り
花粉症対策や風邪予防には、鼻やのどなど呼吸を楽にしてくれるアロマオイルを使いましょう。小さな子どもでも、使いやすいアロマオイルを紹介します。
●ユーカリ・ラディアタ
清涼感のある香りで、鼻水・鼻づまり、くしゃみなどを和らげたいときに◎
ユーカリ精油の中でも刺激が少なく、子どもからお年寄りまで使えます
●ラベンサラ
マイルドなハーブ系の香りで、免疫力を高め、感染症予防に効果的。
子どもにも使える、穏やかな作用が特徴
●ティーツリー
シャープですっきりとした独特の香りで、抗菌・抗ウィルス作用に優れています。
また、鼻やのどの炎症を鎮める働きも。ユーカリやラベンサラとブレンドしてもOK
※いずれも個人差があります
スーッとした感じが苦手な人には ★ ユーカリ×オレンジ ★ ラベンサラ×レモン ユーカリやラベンサラは、ミント系の清涼感があるので、オレンジなどの柑橘系 (オレンジ・レモン・グレープフルーツなど)をブレンドすると香りが和らぎます。 |
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リラックス感をプラスしたい人には ★ ユーカリ×ラベンダー ★ ラベンサラ×ローズ ラベンダーやローズなどのフローラル系の香りをプラスすると、リラックス効果が 高まるので、鼻づまりなど によるストレスの緩和にもなります。 |
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① 精油(アロマオイル・エッセンシャルオイル)を購入するときは、100%天然成分でできたもので、合成香料の含まれていない精油を選ぶ
② 柑橘(かんきつ)系は皮膚刺激を感じやすいので、少なめの量で使う
③ 子どもは大人の半分の量、大人であっても、まずは少量の精油から試してみる
●材料(30mlスプレー容器1本分)
① 無水エタノール 10ml
② 精製水 or ミネラルウォーター(軟水)20ml
※精製水は、薬局などで購入できますが、ミネラルウォーター(軟水)でも代用OK。
※水道水には、塩素などさまざまな成分が含まれているので、マスクスプレーには不向きです
③スプレー容器(30ml)
※できあがったマスクスプレーは、冷暗所で保存して、1カ月程度を目安に使い切りましょう。
④ アロマオイル(精油)1~6滴
※アロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)は、100%天然成分でできたもので、合成香料の含まれていない精油を選びましょう。
1.スプレー容器に無水エタノールを10ml入れる(目安は30ml容器の底から1/3くらい)
2.精油の量は、初めは1~6滴。慣れてきたら1種類だけではなく、ブレンドしてみるのもお勧めです。
※ブレンドするときも、精油の量は6滴以内に。
3.ミネラルウォーターを加える
※エタノールと水を混ぜると、容器がやや温かく感じたり、水が白濁したりしますが、反応熱によるものなので問題ありません
4.容器のふたを閉めて、よく振って混ぜ合わせたら完成
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マスクの外側(肌に触れない面)に、マスクスプレーをひと噴き します。マスクを使用する5分~1分ほど前にスプレーしておくと、香りがマイルドになります。 ※マスクスプレーは、毎回よく振ってから使いましょう。 3歳未満の子どもに使用するときは、肌に直接触れないように 気を付けてください。 |
ミカン科の果皮から精取されるベルガモットをお勧めします。 新生活緊張が続くときは、太陽の日差しのようなミカン科の果皮から精取されるオレンジスウィートもお勧めです。 呼吸は、身体の外と内を結びつける大切な自律神経の入り口です。香りを使って心のストレッチ始めてみませんか? ※香りを嗅いで深呼吸・・・免疫力を高めるための方法です |
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